リハビリ専門の職種「作業療法士」について知ろう

高齢者の尊厳ある生活のために
日常生活のための動作をサポート!作業療法士(OT)

日常生活のための動作をサポート!作業療法士(OT)

障害を抱えている人が「作業」を通じで自分らしく生活できるようにサポートするのが作業療法士です。国家資格なので信頼度が高いのはもちろんですが、リハビリの専門職としてチーム医療やチーム介護で重要なポジションを担っています。

作業療法士とは

身体に障害を抱えている人、病気やケガで後天的に身体を動かすことができなくなった人、精神障害のある人などに対して、日常生活に困らないように作業活動を通してサポートするのがOTとも呼ばれている作業療法士です。年代を問わず医療や福祉・介護などの現場で活躍できるため今の社会に欠かせない職種のひとつです。
作業療法士は国家試験を受けて合格しなければ取得できないため信頼度が高いのが特徴です。また、リハビリの専門職として病院のチーム医療や在宅のチーム介護において重要なポジションに就いています。

「作業」とは日常生活に必要な動作

ここで言う「作業」とは仕事のことではありません。洗濯や掃除などの家事、入浴や着替え、排せつ、地域活動や余暇活動など日常生活の必要な動作のことを指しています。年齢や性別に関係なく身体的な障害や精神的な問題などで日常生活が困難になる人がいますが、作業療法士はそのような人たちに社会に適応できるように作業の能力が回復するように体や心をサポートするのが仕事です。
基本的な身体サポートをする理学療法士と混同されることが多い作業療法士ですが、大きな特徴は日常生活を送るための動作だけでなく精神的な面もサポートする、ということです。
どちらもリハビリの専門職ですが、作業療法士は1人ひとりに合わせてサポートしていくため相手のニーズをつかむ感性が、理学療法士にはアクティブな場面でサポートすることが多いので体力が必要です。作業療法士と理学療法士の違いについて詳しく知りたい場合はこちらのサイトを参考にしてみてください。

1人ひとりの個性に合わせる

作業療法士は障害や病気を持った人だけでなく、児童の発達支援や就学支援、成人の就労支援、高齢者の自立支援なども行っています。利用者さんの好きな分野や得意な分野を見極めながら1人ひとりの個性に合わせてサポートするのが大切です。

大きなやりがいを得られる

リハビリの専門職である作業療法士は利用者さんが社会復帰できるように作業活動を通じて社会生活で活躍できるようにサポートするのが仕事です。身体的だけでなく精神的にもサポートしているので利用者さんに対する思い入れも強く、利用者さんが社会に復帰できたときは言葉に言い表せないほど大きな喜びを感じます。また、利用者さん本人だけでなく、ご家族からも感謝されることも多いので常に「必要とされていること」を実感できます。

作業療法士の資格を取得するには?

養成学校で3年以上必要な知識や技術を学んだあと、国家試験を受けて合格したら資格を取得できます。通信教育では、資格は取得できません。

高齢者のリハビリについて

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