リハビリに力を入れている介護施設は専門のスタッフを配置している「老健」

高齢者の尊厳ある生活のために
老健なら質の高いリハビリに期待できる

老健なら質の高いリハビリに期待できる

日本はここ20年ほどで人口構造や疾病構造が大きく変化しました。少子高齢化で高齢者の割合が増えたり、急性期疾患よりも慢性期疾患が増えたりしたことで高齢者への対応が急務となっていますが、その中で介護老人保健施設いわゆる老健はリハビリに重きを置いた介護施設として大きな期待が寄せられています。

大きな期待が寄せられている

変化する人口構造や疾病構造に対応するべく、厚生労働省では2000年に介護保険を創設したり、2008年に後期高齢者医療制度を作ったりしましたが、高齢者のリハビリを提供するシステムの構築が大きな課題です。
高齢者のリハビリは医療保険だけでなく介護保険でも提供されています。介護保険という枠組みの中でリハビリ施設としての機能を高めてきた「老健」は高齢者リハビリの一翼を担うだけでなく、入所機能やショートステイ機能、通所機能、訪問機能も兼ね備えているため、介護サービスを総合的に提供している施設として大きな期待が寄せられています。

老健は地域リハビリの拠点

数多くある介護施設の中で、「リハビリ専門のスタッフを必ず配置する」と定められているのは老健だけです。入所・通所・訪問、とすべての介護サービスでリハビリを提供している老健は地域リハビリの拠点として中心的な役割を担っています。また、介護保険制度上でも老健はリハビリ施設として位置づけられていますが、2006年4月にその機能はさらに強化され、入所と通所において「短期集中リハビリ」を実施するようになりました。

老健で実際に提供されているサービス

老健で実際に行われているリハビリの内容について見ていきましょう。
老健に入所したらすぐに実施されるのが「短期集中リハビリ」です。リハビリの専門職であるセラピストと利用者さんが1対1で行います。
認知症に特化したリハビリサービスが「認知症短期集中リハビリ」です。認知機能の低下が認められた人が、その進行を予防することを目的としています。認知症高齢者の増加も見込まれている今、認知症のリハビリやケアサービスを充実させることが急務とされていることを受けて制度化されました。基本的な仕組みは短期集中リハビリと同じですが、従来の作業療法や運動療法だけでなく音楽療法や学習訓練療法も取り入れて大きな効果を上げています。

老健について知りたい人におすすめのサイト

利用するメリットやデメリット、入所基準や費用など、老健について詳しく知りたい人におすすめなのが、LIFELL介護で掲載されているお役立ちガイド「介護老人保健施設(老健)とは」です。介護についての基本知識がない人でも分かりやすいように記載されているので、老健について詳しく知ることができます。

高齢者のリハビリについて

高齢者のリハビリについて

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